「人前で絶対歌うたいたくない病」は克服できるのか? ~三十代後半からの音痴克服挑戦記録~

このブログは、音痴歴30年以上の筆者が音痴克服に挑戦する過程をつづったブログです。

イケてる演奏してる人、全員歌もうまいんじゃないか仮説 ~私が音痴克服に挑戦しようとおもった理由~

私のメインパートはドラムです。
ギターもちょこっと弾きますが、あくまでメインはドラムです。

 

なので正直にいって、歌えないままでも直接的に困ることはありません。

 

ではなぜ、わざわざ苦手な歌に挑戦しようと思い至ったのか、今回はそれをご説明したいと思います。

 

きっかけは、ジャムセッション仲間とカラオケに行ったことです。

 

 

意外と音楽をやっている人間同士だと、カラオケに行こうとはならないのですが、その日は話のながれでカラオケに行くことになりました。

 

場をしらけさせない程度に、ネタ込みでお茶を濁しつつ、なんとか私の番は乗り切ったのですが・・・・歌が上手いんですよ、私以外、みんな。

 

特に天才肌で音楽的なセンスに優れ、ギターがとても上手い友人に至っては、ボーカル専門でやっている人の平均を上回るような、おもわず聴かせる歌声でした。

 

ちなみに彼は、社交的な性格のシュッとしたイケメンです。モテます。やっかみもこめて、以降、ヤリーチン(ロシア風)と呼ぶことにします。

 

同士ヤリーチンの歌は、ギターの演奏と同じように、ちゃんと「歌声が音楽になっている」とでもいうのでしょうか。一言でいうと「聴いてられるカラオケ」なんです。

 

よくギターに対する誉め言葉として、「歌心にあふれた演奏」などという言い回しをしますが、同士ヤリーチンの歌を聞いて、「そういった演奏ができる人は、もともと歌も上手いんじゃないか?」と思い至りました。

 

「気が付くのが遅いよ」と思われる方も多いかと思いますが、「歌をうたう」という選択肢がそもそも存在しなかった私にとっては、軽いカルチャーショックでした。

 

「音感が悪いので、正直、音があってるあってないはわからん。ただ楽器はできるようになりたい・・・」

 

そんな後ろ向きの発想から始まった逃避行の果てに、メロディという概念がないドラムにたどり着いた私の目の前に、またしても現れた「音楽力高い≒歌うまい仮説」。

 

衝撃を受けると同時に、正直にいって、すこし・・・・・・・イラッッッとしました。

 

「ほ~ん、音楽力が高い人は、歌もうたえるんですねぇ」

 

「そりゃ音感もいいでしょうし、音もはずさないですよね」

 

「ギターでニュアンス豊かな表現ができれば、声でやるのなんてラクショーですよね」

 

「あー、そうですか、そうですか、、、、わたしはね、フワッンフ、や、や、やっとドラム、ぅそこそこぅ叩けるように、フヒィイィイン、ハァン、なった、なったんですうぅうぅううぅ。ヒィぃぃいいいぃい!!!・・・・・あなたには、あたなにはわからないでしょうねぇ!!!!」

 

どこぞの元議員のようなことを心中で思いつつ、「歌がうたえるようになれば、ドラムの演奏にもギターの演奏にも、いい影響がでるんじゃないだろうか?」「自分にかけている音楽力(※)が少しは身につくんじゃないか?」そう考えたのが、歌に挑戦しようと思ったきっかけです。

 

※音楽力という謎のステータスについては、また稿を改めてまとめてみたいと思います。

 

【ご参考までに】
「メインは違う楽器だけど、歌もうたいますよ」・・・・さらっとそう言ってのけて、歌もメッチャ上手い。そんな音楽力にあふれた、余裕しゃくしゃくのミュージシャン動画を何個かご紹介します。

 

うらやましい・・・・。

 

新世代のイケメンギターヒーロー、センスの塊トム・ミッシュ


Tom Misch: NPR Music Tiny Desk Concert

 

究極のマルチプレーヤー、ハービーハンコックが認めた天才音楽家ジェイコブ・コリアー


Jacob Collier - Close to You - Live From Lincoln Hall

 

可愛い、スタイル抜群、ギターバリ上手い、おねがい結婚してタッシュ・ウルフ

www.instagram.com